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「アメリカビーバー『マン』輸送のおはなし」

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みなさん、こんにちは!

2025314日、アトアにアメリカビーバーの「マン」が仲間入りしました!高知県ののいち動物公園からはるばるやってきた「マン」。今回は、高知から神戸まで約250kmの道のりをどの様に乗り越えてきたのか、そんなお話です!

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「マン」の輸送には、アトアから3名のスタッフが参加しました。このブログを書いている私もその1人です。私は普段、獣医としてアトアにいる生き物の健康管理や検査、治療を行っています。「マン」を安全にアトアへ迎え入れるため、ベテラン飼育員2名と共に、今回の輸送に同行しました。

何事もなく無事に神戸までたどり着くのが一番ですが、「マン」にとっては初めての長距離移動。何が起こるかわかりません。万が一の時のために、緊急時に使う薬や点滴などのセットを「マン」専用仕様で準備します。使う薬の量も「マン」の体重に合わせて、もしもの時に慌てないように、あらかじめ計算しておきます。他にも色々時間をかけて準備します。

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【輸送中の緊急時に使用する薬や点滴など】

時間をかけて準備しますが、何事も無いことが一番です。これらを使わないことを祈りながら輸送に臨みます。

輸送当日

「マン」の輸送ケージといただいた木の枝を積み込んで出発

たくさんのスタッフの方々に見送られ、「マン」は高知を出発しました。ビーバー担当飼育員の方々のご厚意で、よくかじって食べていた木の枝もお土産でいただきました!

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輸送中の様子

輸送中も「マン」の様子をしっかりチェックします。どんな小さな変化も見逃さないよう目を凝らします。どんな動きをしているかな?落ち着いているかな?些細なことでも記録します。温度や湿度もこまめに確認しながら、「マン」にとって心地よい環境になるように調整しながら車を走らせます。

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【輸送中の「マン」】

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【輸送中の行動などを記録した表】

「マン」も初めは慣れない移動で少しソワソワしていましたが、しだいに落ち着いて眠りにつく様子も見られました。「マン」が安心してくれているのを見ると、こちらもホッとします。何度も言いますが、何事も無いことが一番なのです!

途中大きな問題なく、無事にアトアに到着しました!展示エリアに入った後、エリアを探索したり、水中を泳ぎ回ったり、夜には木の枝や野菜を食べていました!これで一安心です!!

新たに仲間入りしたアメリカビーバーの「マン」には、4SKYSHOREで会うことができます!ぜひ会いに来てくださいね!!

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【アトア到着日の夜に木の枝を食べる「マン」】

アトアのYouTubeチャンネルでもアメリカビーバー『マン』がアトアに来た様子を公開しています!ぜひご覧ください。

▼『アトアにアメリカビーバー「マン」がやってきました!』