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「動物のおくすり」

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みなさま、こんにちは!

もうすぐ冬、肌寒い季節がやってきましたね。

空気もカラッとしてきて、お肌の乾燥も気になる季節です。

水族館で働いていると、いろんな水槽に手を突っ込んだり、動物を触る前後に手を洗ったりする回数が多いので、この時期は手がガサガサになってしまいます...

私たち人間の話はさておき、アトアで暮らす動物たちも冬は肌が乾燥します。

乾燥したままだと肌に傷ができやすくなったり、その傷から菌が入って膿んだりしてしまいます。

なので、特にこの時期は肌が乾燥しすぎないようにケアをする必要があります。

動物に使うおくすり

4階のSKY SHOREにいるカピバラたちには軟膏を塗っています。

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お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、これらは人用として売られている医薬品なのです!

「動物に人のおくすりを使うの!?」と言われることが良くあります。

もちろん動物用として売られている薬もありますが、人と比べるとまだまだ種類が少ないのが現状です。

そのため、症状に合わせて人用の医薬品を使うことが良くあります。

こんな薬を使うこともあります。

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よくテレビCMでも見るようなものですね!

動物のお腹の調子が悪くなった時などに使うことが多いです。

ちなみに僕自身もお腹が弱いのでよくお世話になっています...

他にも、目薬をさしたり

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栄養バランスを整えるためにビタミン剤を使うこともあります。

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ただ、体の大きさや食べているごはんも違う動物たちに、人と同じ量の薬を使うわけにはいきません!

いろいろな薬の使い方が書かれている本や文献、動物病院や他の動物園水族館で使われている量を参考にしながら、実際にアトアで暮らす動物たちに使う薬の量を決めていきます。

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今日は動物のおくすりのお話でした。

普段私たちが使っているような薬を、アトアの動物たちも使っていると考えると、なんだか親近感が湧いてきますよね!

「こんなおくすりを使うこともあるんだな」と思いながら、アトアの動物たちを見てみてください!!!