みなさま、こんにちは!現在、アトア3階ホワイエの企画展スペースでは、
企画展「~ホトケドジョウから考える~生きものを守るためにできること」を開催中です。

企画展風景
ホトケドジョウとは?
みなさま、ホトケドジョウを知っていますか?
ホトケドジョウは、日本固有の冷水性のドジョウの仲間です。
湧水のある湿地や、水の澄んだ流れの緩やかな細流の砂泥底の水草の間や、水田の脇にある水路や水たまりに生息しています。
今回はこのホトケドジョウという種をメインに企画展を開催しました。

ホトケドジョウ
なぜホトケドジョウなのか?
今回、なぜホトケドジョウをメインにすることにしたかというと、、、
実はこのホトケドジョウという種、とっても貴重な種類なのです。
というのも、兵庫県では丹波市のみに生息しているのですが、丹波市の加古川水系がホトケドジョウの最も西側の生息地で、とても貴重な個体群となっているのです。
かつて兵庫県の氷上地方では「アタマイタ」(方言で「うじゃうじゃいる」という意味)と呼ばれていましたが、今では全国的に生息数が減っていて、絶滅の危機に瀕しています。
ホトケドジョウのおかれている現状
個体数が減少してしまっている原因としては、圃場(ほじょう)(水田や畑など農作物を育てるところ)整備や、水路整備などにより、生息地が破壊され、局所的な個体群が絶滅することなどがあげられます。
環境省レッドリストでは絶滅危惧ⅠB類(EN)、兵庫県版レッドデータブックではAランクに指定されています。

絶滅危惧ⅠB類(EN): 絶滅危惧ⅠAほどではないが近い将来における野生での絶滅の危険が高いもの
Aランク:環境省レッドデータブックの絶滅危惧Ⅰ類に相当。兵庫県において絶滅の危機に瀕している種など、緊急の保全対策、厳重な保全対策の必要な種
ホトケドジョウだけじゃない!?
このホトケドジョウを守るべき、アトアでは、保護団体と協力しながら保全活動を行っています。
しかし、絶滅の危機に瀕しているのは、「ホトケドジョウ」だけではありません。
みなさまは、1年間でどのくらいの種が絶滅しているかご存じですか?
恐竜がいた時代には1000年に1種と考えられていた絶滅スピード。100年前には1年間に1種だったものが、なんと現在では1年間に4万種もの種が絶滅しているといわれています。これは1日に約100種という多さです。
日本でも、ホトケドジョウのように絶滅の危機に瀕している種がたくさんいます。
企画展を通して伝えたいこと
今回の企画展を通して、まずは多くの人現状を知ってもらうこと、そして、少しでも身近な自然に目を向けてもらいたいという想いからこの企画展を実施しました。
もし少しでも興味を持っていただけたら、ぜひアトアに足を運んでいただけるとうれしいです。
そして、生きものを守るために何ができるのか?を一緒に考えてみませんか?
アトアのホームページ内でもホトケドジョウの保全の取り組みについて紹介しています。
ホトケドジョウを守りたい
また、企画展の開催場所であるFOYERでは、常時約2600冊もの生物や自然に関わる書籍を展示しています。
夏の自由研究がまだ終わってないというそこのあなた!
ぜひテーマ探しに訪れてみてはいかがでしょうか?いい題材に出会えるかもしれませんよ!