長くなりそうなので、冒頭に書きたいことをまとめてみました!

・飼育動物の行動を分析するためのAI行動分析ツールを開発中
・トライアル展示(4/1~17)をするのでAIのディープラーニングに参加・協力してほしい!
・開発目的は
① 環境エンリッチメントの客観的な評価をしたい
② お客様と一緒に作り上げる研究をしたい、展示をしたい
③ 地元神戸にIT人材を増やしたい → KDLさんのインターンも募集中(←興味がある方はこちらを是非ご確認ください)
飼育動物の行動を画像AIによって自動記録し分析する独自ツール
さて、いろいろな場面でAIが活躍する世の中になりましたね。
使い方を間違えると怖いところがまだまだありますが、とっても便利です。
水族館や動物園でも少しずつAIが使われる機会が増えて来ていますが、なんと今回、アトアが神戸デジタル・ラボ(KDL)さんと共同開発中の「飼育動物の行動を画像AIによって自動記録し分析する独自ツール」(名前?が長い、、、)実際にお客様に使っていただけるようになりました!!
まずはトライアル展示としての4/1~4/17まで期間限定でのお披露目ですが、今回の結果をフィードバックして、本格的な展示・運用へとつなげていくつもりです。
使い方は簡単(なハズ。。。)で、今回の対象動物であるカピバラを、
①タブレットの中で囲む
②その時の行動を選択ボタンの中から選ぶ
そして送信するだけ。

これはアノテーションという画像を切りとる作業で、AIに「この画像のここがカピバラで、こんな行動をしている場面だよ」と覚えさせるディープラーニング(深層学習)と呼ばれる工程です。
こうしてAIも学習しないと何にもできません。そのためには学習用の素材をめっちゃたくさん用意しないといけませんので、お客様にも手伝っていただきたいのです。
開発目的
目的①
このツールは、①アトアの行う環境エンリッチメントの工夫が本当に動物のためになっているかを客観的に確認したいという思いから開発が始まりました。
動物本来の性質を引き出したり、選択肢を増やしたりするために、飼育環境や管理方法を工夫するのが環境エンリッチメントですが、重要なのは自己満足で終わらないこと。
その工夫が本当に動物のためになっているかを客観的に評価するためには動物の行動を工夫の前後で比較することが大切です。ただ、行動記録のためには付きっきりで観察したり、何日分もの動画をずっと見返したりしながら記録をつけていかないといけません。
このAI分析ツールが育てば、観察記録のための時間的な制約がなくなり、客観的で細かな評価によって、効果的な環境エンリッチメントの取り組みを選択できるようになります。
目的②
そして、前々からやりたいと思っていた、②お客様と一緒に作り上げる展示や研究に、このツールはピッタリだったんです!一緒に作り上げる展示ができたら、その生きものに深い興味を持っていただけるのではないかなと考えていました。
このAI行動分析ツールは、AIの学習が必要な開発の時も、開発が終わって実装された後の活用の時も、皆様と一緒に作り。本ツールの開発への参加を通して、お客様にもより深く生きものの魅力に触れていただきたいと考えています。
目的③
また、このAI行動分析ツールの開発は、③地元神戸にIT人材を増やしたい、という思いがあります。ツールの開発はKDLさんのインターンシップ生の方々が、KDLさん指導の下で制作してくださっています。動物を対象にしたこの研修プログラムは、IT系の物としては異色なテーマで、参加されたインターンシップ生の皆様、楽しそうに精力的に取り組んでいただいていることもとってもうれしく感じています。
今回のトライアル展示は次の通り開催していますので、カピバラを観察しつつ楽しく遊びながらご協力をお願いいたします!
トライアル展示概要
展示期間: 2026年4月1日(水)~4月17日(金)
展示場所: アトア4階SKYSHORE(空辺の庭)
参 加 料: 無料。※別途入館料必要
※ 展示の内容については変更となる場合があります。
