会場:2F MARINE NOTE
観覧料:無料 ※átoa入場料必要
(入場料 大人2,400円・小学生1,400円・幼児800円)
主催/AQUARIUM ×ART átoa 協力/株式会社エクスナレッジ
日本は世界屈指の水族館大国です。国内にはなんと100を超える施設があり、日本人にとって水族館は身近な場所となっています。ただ、一生のうちに両手で数え切れないほどの水族館に足を運ぶ方は少ないのではないでしょうか。地元や主要都市近郊の水族館しか行ったことがないという方がほとんどだと思います。
だからと言ってこんなに水族館があるのに行かないなんて人生損してる・勿体ないなんて偉そうなことは言いません。ただ、日本にはこんなにも個性豊かな水族館たちがあるということを知ってほしいのです。
水族館はどこも同じと思うかもしれません。しかし、水族館は行けば行くほど、通えば通うほど個性や新たな発見が見えてくる場所です。出会える生きものたちの違いはもちろん、展示の見せ方や空間の雰囲気もそれぞれの施設で異なります。同じ水族館の同じ水槽ですら、日照条件や水の透明度なんかによっては前回訪れた時とはまるで違った景色を見せてくれたりします。
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そんな水族館という空間そのものが持つ魅力を自分なりの表現で一冊にまとめたものが『日本の美しい水族館』です。水族館の雰囲気が好きという方は多いと思いますし私もその一人です。ですが生きものがいてこその水族館です。本展覧会では水族館の空間ではなく、そこで暮らす生きものたちに焦点を当てました。
書籍に掲載されている写真はもちろん、書籍では紹介しきれなかった写真たちも含め、私が感動した水族館の生きものたちの姿・瞬間を、少しでも多くの方と共有できましたら幸いです。
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ARTIST PROFILE
銀鏡つかさ
しろみ つかさ
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1994年東京生まれ。大学時代に水族館に魅了され、全国の水族館を巡り始め現在は100館近くに足を運ぶ。その様子を記録するためにカメラを購入するも、徐々に写真撮影そのものの魅力にも取り憑かれ、2020年から本格的に水族館での撮影を開始。思わず水族館に行きたくなる写真をテーマに、Twitter(@tsukarium)で水族館の情報発信を行い続ける。水槽に降り注ぐ太陽光を生かした写真や生きものが主役の空間写真、アクリルを介しているということを忘れさせる写真で人気を博し、Twitterのフォロワーは4.5万人を超える。昨年の9月には本展覧会のテーマともなっている初の著書『日本の美しい水族館』をエクスナレッジから刊行。本展覧会が自身初の写真展となる。
【書籍紹介】 日本の美しい水族館/銀鏡つかさ 著
定価:1,800円(税別) ISBN978-4-7678-3032-2
発行:エクスナレッジ