átoaで飼育している有袋類のパルマワラビーに、初めての赤ちゃんが誕生しました。
赤ちゃんパルマワラビーの誕生日は2月13日
パルマワラビーの赤ちゃんは、産まれてからしばらくお母さんの育児嚢(雌にある未熟な乳仔を育てる袋)の中で育てられます。そのため、正確な誕生日の特定が難しいことから、átoaでは袋から顔を出した日を誕生日としています。
飼育員によると、赤ちゃんが袋から顔を出している姿を初めて確認できたのは2月13日(日)の20時頃。その後、周りの様子を伺いつつも袋から顔を出す姿が確認されました。
現在、赤ちゃんの性別はわかっておらず、名前もまだ決まっていません。今後は、パルマワラビーの赤ちゃんの成長を温かく見守ってください!
赤ちゃんに会えるタイミングは?
パルマワラビーは夜行性ですが、飼育員によると昼間でも時々袋から顔や脚を出している姿を確認しているそうです。タイミングが良ければ袋からひょっこり顔を出している姿を見られるかもしれません。ぜひ、パルマワラビーの親子に会いに来てみてください。
~飼育員からコメント~
átoa では5頭(今回の赤ちゃんを除く)のパルマワラビーを飼育していますが、そのうち、お腹の袋が膨らんでいる1頭がお母さんワラビーです。また、他個体が近寄って袋の中をのぞいたり、お母さんワラビーをなめたりする様子も見ることができます。お母さんワラビーを中心とした個体の関係性も観察してみてください。
パルマワラビーについて
生息地:オーストラリア(ニューサウスウェールズ)
カンガルー科の仲間で主に草地に生息する夜行性の草食動物。オスの求愛行動はメスの頭を持ち、自分の胸に押し付けるなどの行動をとる。母親の育児嚢の中には乳頭があり、袋の中で授乳ができる。授乳中に次の子を出産した場合、4つある乳頭でそれぞれの発育に適した2種類の母乳を出すことができる。
パルマワラビーの赤ちゃんの概要
誕生日:2022年2月13日(日)
性別・体重:不明
名前:未定
※順次、公表する予定です。
いろいろな生きものの赤ちゃんも続々と誕生!
①オキナワシリケンイモリ
産卵は、水草などに1つずつ丁寧に卵を産み付けます。孵化後は親の姿とは異なり、頭部に広がる外鰓(がいさい)が特徴的。赤ちゃん(幼生)は水底を這うようにして歩いており、成長し変態すると流木や陸地に上陸するようになります。
átoaでは昨年12月初旬に初めて孵化が確認されました。産まれた頃は1cmもなかったのですが、現在は3~4cmにすくすくと成長しています。
しばらくの間、飼育員がバックヤードで育てていましたが、2月より2階ELEMENTS内の水槽で赤ちゃんの展示を開始しました。赤ちゃんは水槽内の特設ケースで展示されており、泳いだり陸地に上がったりしている様子がご覧いただけます。また、水槽内には成体のオキナワイシケンイモリも展示しているので、成体と幼生の見た目の違いもぜひ観察してみてください。
②ニンボクロミス・ベネスタス
現地では、本属の魚は「カリゴノ」(=眠っている魚)と呼ばれ、本種は湖底でじっと動かず、獲物である小魚などが前を通りかかるのを待つ習性があります。また、マウスブリーダーと呼ばれる仲間で、メスが口内で子育てします。
11月上旬には口から出てきた赤ちゃんは周りを気にしながら岩陰に隠れている様子が見られましたが、現在は親と同じように自由に泳ぐ姿を見ることができます。