2階 ELEMENTSの展示水槽内で生まれたアカメアマガエルの幼体を展示します。
アカメアマガエルは、その名の通りに赤い目と、体側の青や黄色の鮮やかな体色が特徴的な樹上性のカエルです。アトアでは昨年の6月ごろにはじめての産卵が確認され、続いて今年4月中旬に2度目の産卵が確認されました。展示水槽内には同居魚がおり、オタマジャクシに十分に餌を与える事ができないため、前回同様バックヤードにて孵化したオタマジャクシを育てました。オタマジャクシは1番早い個体で5月中旬に後ろ足が生え、その10日後には前足が生えて上陸を始めました。
成体との餌サイズの違いなど、成体と同じ大きさに成長するまでは、常設水槽での同居展示が難しいため、今回は特別水槽を設置し順調に成長している幼体を期間限定で展示致します。成体との大きさの違いと少しずつ成長していく様子をぜひご覧ください。
- 展示開始日時:2023年7月13日(木)
- 展示場所:アトア2階 ELEMENTS
- 観覧料:無料 ※átoa入場料が必要です
- 展示生物:アカメアマガエル(幼体) 10個体
※展示期間は概ね1か月を予定していますが、生物の状態より予告なく展示を終了する場合がございます。予めご了承ください。
産卵時の様子 |
孵化したオタマジャクシ |
変態終了時の幼体 |
【アカメアマガエルとは】
夜行性のカエルで、日中は葉の裏側などにぴったりと張り付き、四肢を折りたたむことで表面積を減らし乾燥を防いでいます。日が沈むと活動を開始し、主に昆虫などを食べています。多くのカエルは、水中に直接、卵を産みますがアカメアマガエルは水場の上に垂れ下がった葉の裏などに産卵します。
夜間に活動中のアカメアマガエル① |
夜間に活動中のアカメアマガエル② |
昼間に休憩中のアカメアマガエル