新たに 『アメリカビーバー』 が仲間入り!

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アメリカビーバーの飼育展示を始めます。今回搬入するのは、高知県立のいち動物公園で生まれたオスの個体1頭です。

ビーバーは、同じく水辺で暮らすカピバラと同じ齧歯目。アトアでは隣の水槽で暮らすカピバラとの体の作りの違いを見比べてみるのもおすすめです。ビーバーの方が、より水中生活に適した体をしていて、遊泳の際にも使用する大きなオール型の尾、また後ろ足にはカピバラよりもしっかりとした水かきが特徴です。一方で、水中とは異なり陸上でのんびりと移動する姿やずんぐりむっくりとした見た目も注目ポイントです。

タイミングによっては、前足を使って器用に餌を食べる姿もご覧いただけたらと思っています。

展示は、これまでフンボルトペンギン(以降、ペンギン)が暮らしていた水槽です。ペンギンたちをより間近で観察いただける開放的な設計としておりましたが、近年、鳥類であるペンギンたちも感染する可能性がある感染症「高病原性鳥インフルエンザ」発生期間が長期化しており、一年の大半(秋~初夏)で感染対策が必要になっています。そのため防鳥ネット等感染対策が可能な水槽にペンギンたちを集約し、新たにアメリカビーバーを搬入することで、1年を通してより充実した展示をお届けします。

4階SKYSHOREの新たなアイドルに是非会いにきてください!

【概要】

搬入予定日:2025年3月14日(金)夕方ごろ
※生きものの体調により、開始時刻や日程が変更になる場合がございます。
※詳しい時間についてのお問い合わせには対応いたしかねます。

展示場所:4階 SKYSHORE

【搬入個体について】

搬出先:高知県立のいち動物公園  愛称:マン (オス)  年齢:111か月

活発で遊び好き。1歳下の兄妹たちの面倒もよくみる、優しい一面もある。

(備考) 生物の移動は各園館で今後の繁殖の計画等を検討しながら実施しており、今回は一時的にオス1頭の搬入ですが、今後アトアでの展示頭数を増やすことを計画しています。

【アメリカビーバーについて】HP用②.jpg

北アメリカに広く分布。カピバラ、ヨーロッパビーバーに次いで三番目に大きな齧歯類。直径60cmの木でも丈夫な前歯を使って切り倒し、木や泥を使ってダムをつくる。ダムによって出来た池に巣を造るが、その巣の出入口は水中にあることで外敵が侵入できない造りになっている。

特徴的な大きなオール状の尾は舵の役割とともに、水に叩きつけることで仲間に対して危険を知らせたり、外敵を驚かせたりしていると考えられている。