【追記】企画展示は終了しました。
アトアは、オープン1周年記念催事として11月18日より3階PLANETSにて、企画展「珊瑚の島から」を開催いたします。
日本最大級の球体水槽を囲む空間で、木版画家ボクネン氏の作品をはじめやちむん、珊瑚染、琉球ガラスなどを期間展示いたします。
生命の起源を感じさせる「奇跡の惑星」を表現した空間で鑑賞する木版画作品は、珊瑚の海や印象的な沖縄の風景ですが、木版画家ボクネン氏の感性を通して表現されており、神秘的でどこか懐かしく、いつか訪れたことがあるような不思議な気持ちになります。
独自の文化を形成してきた沖縄伝統工芸アートとともに珊瑚の島からのメッセージをお届けします。
また、開催初日には、太鼓エイサーや琉球民謡踊りが館内を盛り上げます。アクアリウムと琉球アートが織りなす、どこにもない不思議な空間を体感ください。
特別サイトは、こちら ➡ https://atoa-kobe.jp/sangonoshima/
1.企画展概要
・企画展名:企画展「珊瑚の島から」
・開催期間:2022年11月18日(金)~2023年2月19日(日)
・展示会場:3階 プラネッツ
・展示内容:木版画29点 、やちむん(壺屋焼)、珊瑚染、琉球ガラス
・主な展示作品:「南の緑門」、「珊瑚華華一『流廻』」
・メインアーティスト:ボクネン氏
・特別参加アーティスト:相馬正和氏、大城裕美氏、友利龍氏
・観覧料:無料 ※átoa入館料必要(入館料 大人2400円・小学生1400円・幼児800円)
・主催:AQUARIUM×ART átoa
・協力:ボクネン美術館、陶眞窯、首里琉染、琉球ガラス村、G STYLE
2.関連イベント
①太鼓エイサーと琉球民謡踊り
・実施日時:2022年11月18日(金)11時~、13時~20分間
・実施場所:3階 MIYABI
・参加団体と演目:琉鼓会『エイサー』、玉城流玉扇会前田雅子琉舞道場『四ツ竹』
②アーティスト来場
木版画家ボクネン氏、陶眞窯相馬正和氏、首里琉染大城裕美氏が展示会場にて、ご来場の皆様をお迎えします。作品に込めた想いをお話しいただきます。
3.アーティストプロフィール
《メインアーティスト》
木版画
【名嘉ボクネン(なか ぼくねん)】
1953年沖縄県伊是名島生まれ。大自然に育まれた豊かな感性を持つアーティスト。
その版画作品は、裏手彩色と呼ばれる技法で制作される。まず版木に向かって祈り、墨で下絵とは言えない程度の「あたり」をつける。そして祈りの中に見えてきたイメージを一気呵成に版木に彫り込む。 彫りが終わると和紙に墨色を摺り、最後に紙を裏返して鮮やかな色彩を 一気につけて作品は完成する。
そのダイナミックかつ繊細な表現による作品群は、われわれ現代人が見過ごしてしまいがちな大自然の機微、生きとし生けるものの魂の声を、時に優しく、時に力強く、私達に伝えてくれる。
また、その類稀な才能はとどまるところを知らず、彫刻、琉歌、作詞、作曲など様々な分野で日々旺盛に発揮されている。
《特別参加アーティスト》
やちむん(壺屋焼)
【相馬 正和(そうま まさかず)】
1949年、横浜に生まれる。1971年、沖縄へ渡り壷屋焼・故高江洲育男氏(現代の名工・伝統工芸士)に師事、陶工見習いとして入窯。1975年、恩納村に登り窯を築き独立する。1978年、読谷村座喜味に登り、窯を移窯。世界各国を歴訪し、研鑚を積み、2002年、経済産業省より伝統工芸士の認定を受ける。
2012年 県立美術館・博物館にて「うぎゃー」展にオブジェ・サンゴ再生「ブルーコーラル」from ニライカナイを出展(4 m)、2022年 シュンアートギャラリーにて個展。北京アートフォーラムに草間彌生氏と参画、展示する。2021年「マグマ釉」命名(特許取得済み)。ガジュマルやサトウキビの灰などを釉薬として利用し、自然の物を活かした作品を多く製作している。
珊瑚染
【大城 裕美(おおしろ ひろみ)】
1965年京都出身。染色作家(琉染創設者)山岡古都の長女。19才で沖縄入りし、その後、2002年に代表取締役に就任。先代から受け継いだ沖縄の貴重な文化財やオリジナルの技法を守りながら、次世代に伝えるための新たな商品開発や、色彩の持つ素晴らしい効果を生かし、お客様に最適な色を提案。沖縄の文化振興と首里周辺の町おこしに力を入れている。
琉球ガラス
【友利 龍(ともり りゅう)】
1979年沖縄県那覇市で誕生生まれる。1999年工場に入り、職人を目指す。
2008年 から沖展をはじめ沖縄県工芸公募展、沖展 浦添市長賞など数々の作品で入選、受賞。2014年 イタリアムラーノ島 シモーネ・セネデーゼ工房にて修行。2016年 沖縄県工芸士認定 / 認定番号126
代表作である水影(みかげ)では、海中に潜って目にする砂上の水、水中から見上げた水面、洞窟に射しこんだ光によって浮かび上がる海の色など、光によって千変万化の表情をみせる水の影の面白さと美しさを追求し、好評を博している。