毎年3月22日は国連が定めた『世界水の日』だそうです。
ということで、átoaの「水」事情をすこし紹介したいと思います。
átoaでは天然の海水ではなく人工海水を使用しているため、残念ながら大量に海水を使用することができません。
そのため各水槽にろ過循環システムを導入して、水の再利用に躍起になっています。
システムといっても、ろ過循環はご家庭の水槽でも使われている一般的な仕組みで、ポンプを使って飼育水を水槽↔ろ過槽間で行き来させて水をキレイに保たせるものです。
átoaには60近い数の展示水槽がありますが、水棲生物用水槽には大きさに関わらず全てにろ過槽とポンプが備え付けられています。
ポンプ |
大きい水槽には上記写真のような大きいろ過槽とポンプが備え付けられていて、最初の写真のような特に大きい水槽(水量約50t)には2台もポンプとろ過槽を使用しています。
この大きいろ過槽の中はろ材の層になっていて、上から細かい砂状のろ材の層・荒い砂利状の層・小石状の層で構成されています。
この写真は1番上の層のろ材です。砂浜の砂のような手触りですが、濡れた手で触るとなかなか取れず、鉛筆の芯のような素材なため服が黒くなるので厄介です。
ろ過槽を通ってキレイになった飼育水は再び水槽に戻り、再利用されているのです。