アトアを順路通りにご観覧いただくと、まずは「CAVE」や「MARINE NOTE」というゾーンを魚や、サメたちに出会いながら進んでいきます。
同じフロアにある最後のゾーンは「ELEMENTS」。このゾーンにご入室いただいたお客様の多くは「え?!」と驚いたような反応をされ、続いて「なんか動物がおる!!」「動物のにおいがする!!」と驚きの言葉が続きます。
そうなんです。アトアには魚だけではなく、哺乳類や爬虫類の仲間たちもいるのです。
今日はその一部をご紹介いたします!
ELEMENTSに入って、まず皆様をお迎えするのが「ウッドチャック」!!
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「このいきもの何?」
種名看板を見るお客様・・・
「・・・・ん?ウッドチャックって何?」
なかなか見たことも聞いたこともない動物だからなのか、ウッドチャックをご存じの方は少ない印象です。
さぁ、前置きが長くなりましたが、今回は「ウッドチャック」についてご紹介しましょう★
ウッドチャックは、マーモット属に属する齧歯類(げっしるい)で、別名「グラウンドホッグ」とも呼ばれます。
マーモットと聞くと、ひと昔前にSNSで「叫ぶマーモット」の動画がバズっていたこともあるので、ピン!と来る方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?
さらに言いますと、マーモットはリス科の動物です。
リスと聞くと「え?リス?大きいリスやなー!!」と反応されることもあります。
リスには、木の上で暮らすリスと、地面で暮らすリスがいます。ウッドチャックは後者で、穴掘りを得意とし、巣穴を作って生活しています。地面で暮らすリスには、他にもプレーリードッグなどがあげられます。
ウッドチャックが得意とする「穴を掘る」という行動が発現できるように、飼育エリアの床には、土を敷いています。
強い前足と爪で穴を掘ることができます。もしかしたら一生懸命、穴を掘っている姿をご覧いただけるかも?!
樹上で暮らすリスのように、木の上をスイスイと移動できるわけではありませんが、木にも多少は登ることができます!
時々、中央にある大きな流木アートに登っていることもあります。
(※脱走防止のため、半分より先は登れないように工夫してあります。)
また、何と言っても私がおすすめしたいのは、餌を食べている姿です!
野生下では、草や果実・樹皮などを中心に食べていて、アトアでは、青草やかぼちゃ・にんじん・さつまいも・小松菜・コーンなどといった野菜を与えています。
一心不乱に餌を食べている姿は、なんとも魅力的でずっと見ていられます(笑)
野生下では、冬になると冬眠をする動物なので、夏の間にたくさん食べるそうです。
「ウッドチャック」について、なんとなく知っていただけましたでしょうか?
最近は、朝ごはんを食べ終わった後、長めのお昼寝をすることが多く、姿が見えづらいこともありますが、ぜひアトアに来てウッドチャックを観察してみてくださいね!
ウッドチャックのいるELEMENTSには、他にもパルマワラビーやハダカデバネズミ、アルダブラゾウガメなどたくさんの動物たちもいます!
いろんな動物たちの生き様を感じて頂ければと思います★