みなさん こんにちは
アトアに本がたくさんあるゾーンがあるのをご存知でしょうか?
2024年3月8日に3階FOYERがリニューアルしてátoa LABが誕生しました。
大きく分けて7つのゾーンにわかれていて、生きものだけでなく、漫画やアートブックなど様々なジャンルの書籍が約2,500冊。水槽を取り囲むようなかたちで配架されています。
そんなátoa LABもオープンから約1年。
これまで、ブックコーディネーター監修のもと、本の並びを変えたり、企画展に合わせて本を追加したり、常に進化してきました。
そして、今回新たに、70冊の書籍を追加します!リニューアル以来の大量追加です!!
生きものの成り立ちや進化、人間と生きもののかかわり方、
昆虫関係の書籍やアート系の本など、なかなかマニアックなラインナップかなと思います。
その中で個人的におすすめがこちらの1冊。
著 ロマン・ピッツィ【注文の多すぎる患者たち 野生動物たちの知られざる診療カルテ】
有名な獣医でもある著者のロマン・ピッツィさんが実体験を綴るノンフィクション
第一章【セイウチの自殺願望】この言葉が衝撃的で読み始めました。
セイウチは手術のために麻酔をかけようとすると、水中にいる時と同様の反応を示す。つまり、自ら息を止めてしまう。といった内容の書き出しで、どんどん読み進めてしまいました。
物語というよりは、まさしくカルテを読んでいるような感じで、様々な生きものと著者がどのように向き合って来たかが分かる本です。
こういった専門的な分野の本を、自分で購入して読むのは、地味にハードルが高いですよね。
値段も安くないし、読んでみてハマるかも分からないし、まず普通に本屋さんを歩いていて
出会う確率も少ない気がします。
普段の自分では、なかなか手に取らないような本が、átoa LABにはたくさんあるはずです!
映え系、大人向け、カップル向けの水族館とよく言っていただきますが...
実は、本好きさんも楽しめる水族館です!!
一人でベンチに座ってゆっくり本を読んでいると、あっという間に時間が流れていきます。
ぜひ今度のお休みの日は、ゆっくり本を読みに水族館へお越しください。