みなさんこんにちは!
突然ですが、こちらの写真をご覧ください。なんて名前の生きものだと思いますか?
この生きものは、「マダラアオジタトカゲ」というトカゲの仲間なのですが、ツチノコじゃない?と思った方がいるんじゃないでしょうか?
この水槽のお世話をしたり近くにいたりすると、1週間に1回くらいこのトカゲをみて、「ツチノコやん~」や、「ツチノコかと思った」といったお声が聞こえてきます。
ツチノコは、日本に暮らす未確認生物(UMA)の一種であり、その正体や全貌は不明とされています。そのためイメージ図はあっても写真などはありません。にもかかわらず、átoaに来てくださるお客様の中でツチノコのイメージはアオジタトカゲにぴったり当てはまるみたいです。個人的には未確認生物なのにイメージが統一されているのはとっても不思議だなと思っています。
対して、マダラアオジタトカゲは一般的にはオーストラリアの南の方に暮らしているトカゲで、その名前の通りまだら模様と青い舌が特徴です。この青い舌は水を飲んだり、餌を食べたりするときにも使っていますが、他にも敵を威嚇するために使うこともあります。
マダラアオジタトカゲは雑食性のため、野生では昆虫や植物などを食べてくらしますが、átoaでは、専用の人工飼料(人工的につくられたいきものに必要な栄養が入っている餌)を与えています。
こう見ると、住んでいるところは違うもののアオジタトカゲとツチノコ、似ている気がしてきます。実は、ツチノコの由来には諸説(マムシが大きな獲物を飲み込んだ姿を誤認した説など)ありますが、一説ではまだアオジタトカゲの飼育が一般でないころに脱走したアオジタトカゲを見た人がツチノコと誤認した。という説もあるんです。
また、現代でもツチノコ目撃情報を調べたら脱走したアオジタトカゲの仲間だった!ということがあったりするらしいです。
本当にツチノコに似ているのかどうか、マダラアオジタトカゲに興味を持っていただけたら、átoaに会いに来てみてくださいね!