みなさんこんにちは!
今回はアトアで飼育している草食動物の餌について紹介します。アトアで飼育している草食性の飼育動物はアルダブラゾウガメ・パルマワラビー・カピバラの3種です。
△アルダブラゾウガメ(個体名:ショコラ) |
△パルマワラビー(個体名:トビッコ) |
△カピバラ(個体名:キョカピ) |
これらの動物には野菜・イネ科の青草・人工飼料(草食動物用)・竹(カピバラのみ)を与えています。
1日に与える餌の量は、動物種や個体ごとに担当飼育員が考えて決めています!与える餌の量のことを業界用語で給餌量(きゅうじりょう)と言います。
給餌量を決める目安となるのが、定期的に実施している体重測定です。
太ったり痩せたりしている個体がいないかを体重の推移などを確認し、さらに日々の動物の行動や欲求を見ながら給餌量を決めていきます。
そして、給餌量は、表(※1)に記載しており、この表に沿って毎日餌をつくります。餌を作ることを調餌(ちょうじ)と言います。
※1)動物種・個体ごとにあげる餌の種類・量を書いた表のこと
△個体ごとの給餌量が書かれた調餌表
調餌の際は、野菜や青草の鮮度に気を付けながら調餌を行います。青草にはムカデなどがたまに紛れていることがあり、手を保護するために、選別の際は手袋を着用しています。
△青草を選別している様子(赤丸箇所は鮮度が悪い青草)
△人工飼料を準備している様子
人工飼料は違う製品でも形が似ているものがあるので、準備の際に間違わないように気をつけています。
それではアトアで飼育しているアルダブラゾウガメ・パルマワラビー・カピバラの餌を紹介していきます!
<アルダブラゾウガメの餌>
△にんじん・小松菜・トマト・レタス |
△青草・人工飼料(リクガメ用) |
<パルマワラビーの餌>
△にんじん・小松菜・さつまいも・りんご |
△青草・人工飼料(草食動物用) |
<カピバラの餌>
△にんじん・さつまいも・りんご・白菜 |
△青草・竹・人工飼料(草食動物用) |
餌を準備したら動物たちに給餌をしていきます!
△青草を食べるアルダブラゾウガメ
△青草を食べるパルマワラビー
△竹を食べるカピバラのジャーバラ
今回はアトアで飼育している草食動物の餌を紹介しました。
アトアに来られた際に、生き物が餌を食べている場面に遭遇した時には、何を食べているのかな?と注目してみてください!
もちろん餌の時間以外にもこの生き物の餌は何だろう?と疑問に思ったときには、いつでも私たち飼育員に聞いてくださいね!