みなさまこんにちは!
水族館や動物園にいくと必ずといっていいほど目に入るこちら!
「魚名板」もしくは「種名板」と呼ばれるものです。
このパネルには、展示しているいきものの情報が書かれており、いわば「いきものたちの名刺」のような存在です。
魚名板を見れば、そのいきものの特徴や生態がざっくりわかるようになっています。
アトアの魚名板
当館では、魚名板から次のようなことが分かります。
一般的には「姿」の欄に写真を掲載する園館が多いのですが、当館では、イラストを使用ししかも特徴的な部分だけを表示しています。
「写真の方が分かりやすいのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしここには、「もっといきものを見てほしい!」という飼育員の思いが込められているのです。
水槽の中にたくさんの種類を一緒に展示している場合は、探すのが大変かもしれません。
ですが、水槽ごとに他の種と見分けられるよう、特徴も変えて表示しています。ぜひゲーム感覚でいきもの探しを楽しみながら観察してみて下さい。
魚名板の注目ポイント!
そしてなんといっても注目してほしいのは解説の部分です!
ここにもかなりのこだわりがあります。
魚名板を作成する際、私たち飼育員は3種類の文章を考えます。その中から厳選された1つが
魚名板に採用され、みなさまの前に展示されます。
選定のポイントはずばり、、、、「おもしろいかどうか!」
さらに、文章には60~75字以内という字数制限があります。
たった75字で、「いかにいきものの魅力を伝えられるか」、ここが飼育員の腕の見せどころです。
最近では、「ちょっとマニアックすぎるのでは??」と思うこともありますが(笑)
来館の際には、ぜひ魚名板にも注目して楽しんでいってくださいね。