現在開催中の企画展「プラスチックの海~変えられる未来~」にあわせ、2024年11月9、10日の2日間、海ごみ問題についてより身近に考えていただけるイベント「廃棄漁網プラでおさかなをつくろう!」(協力:ニチモウ株式会社)を開催しました。
「"廃棄漁網プラでおさかなをつくる"ってどういうこと? そもそも、"廃棄漁網プラ"ってなに!?」と思った、そこのあなた。
突然ですが、ここで問題です! このエイやおさかなは何から作られているでしょうか?
① 魚を獲る網&木 ② ペットボトル&洋服 ③ えんぴつ&消しゴム
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正解は【① 魚を獲る網&木】でした!!
真っ黒な見た目からイメージを膨らませて、③の"えんぴつ&消しゴム"と答えてくれたお子様が当日も多かったように感じました。なかには、エイの匂いを嗅いでみて、木のような匂いがする!と鋭く正解を当ててくれたお子様もいらっしゃいました。
実は、この真っ黒なおさかなの正体こそ"廃棄漁網プラ"と呼ばれるものです。
今回ご協力いただいたニチモウ株式会社は、環境を守るための取り組みとして、不要になった漁網をリサイクルし製品原料として再利用する"廃棄漁網リサイクル"を推進されています。集めた廃棄漁網を分別・洗浄したのち、ペレットと呼ばれる原料につくりかえ、そこにさらに木繊維で強度を高めることで"環境配慮型プラスチック"の開発に成功したんだとか。
イベントに登場したエイやおさかなたちは、リサイクルの過程でつくられたペレットを金型に流し込んで成形したもの。しかも...このポルカドットスティングレイ型(以下、ポルカ型)は今回のアトアでのイベントのために特別に製作していただいたとっておきのオリジナル型だったんです!
参加者の皆様には、おさかな型とポルカ型の2種類から選んでいただき、思い思いに柄やイラストを描いていただきました。
実物のペレットや再生漁網に触ってみたり...間近で見て、触れて、体験して、廃棄されるはずだったプラスチックがどのように生まれ変わっていくのか、実感していただけたかと思います。
公式Xフォローキャンペーンとして、廃棄漁網プラからつくられたクリアファイルのプレゼントも。イラストを描きこんで世界に一枚だけのオリジナルクリアファイルに仕上げてもらいました!
3階FOYERで開催中の企画展「プラスチックの海~変えられる未来~」は12月2日まで。終了まで残り約2週間となりました。企画展ブースでは、今回イベントにご協力いただいたニチモウ株式会社の取り組みをご紹介しています。環境への負担が少ない"生分解性プラスチック"を用いた漁具などの開発品も展示中。期間中にぜひ足を運んでみてください。
なお、本企画展関連のイベントとして11月30日、12月1日には甲子化学工業株式会社との共同イベント「ホタテの貝がらで消しゴムをつくろう!」を開催予定です。
開催中の企画展、イベントについての詳細はこちらをご確認ください。
今後もアトアでは海ごみ問題をはじめ、海や地球環境に関するトピックに向き合い、学びのきっかけとなる機会を提供できればと考えております。
海ごみ問題を特集した特設ホームページもご用意しておりますので、こちらもぜひご覧ください。
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